こんにちは。ザキと申します。閲覧くださりありがとうございます!

本日も(おっ・・・・・・おおっ!)と心動かされるような一杯をいただけましたので、ご紹介いたします。

今回は、珈琲専科フーケに行ってまいりました。

なお、(フーケ・・・・・・?)となってしまい、調べますと、フランスの姓ということが分かりました。

特に、15世紀に活躍した画家の、ジャン・フーケが著名のようです。

お店は大阪府の恵美須町駅より、歩いて3分ほどのところにあります。

訪れたのは、10時ごろでした。

店内は奥行きがあり、狭苦しさは感じません。

お客さんは多く、にぎやかです。

なかには外国の方のグループもいらっしゃいます。

ここに辿り着くまでにも、スーツケースをがらがら引いている海外旅行者と度々すれ違いました。

カウンターに座り、ブレンドをお願いします。

そうして、キッチンの棚に目を向けます。

イタリアン、炭火、グアマテラ、コロンビア、モカ、キリマンジャロ、ブラジル、ブルーマウンテン、スペシャルブレンド。

豆の入った透明なボトルがずらっと、並んでいます。

さすがは、珈琲の専科です。

珈琲が運ばれてきて、さっそく(おっ・・・・・・)となります。

手を伸ばす前、鼻を近づけるまでもなく、瞬間的に感じられる香ばしい匂い。

この時点で、目は見開かれ、うきうきしてしまいます。

一口含むと、また驚かされます。

まず、鼻腔に流れ来た香ばしさが、当然しっかりとありながら、想像よりずっと落ち着いていました。

味は、やはり苦さが、主として感じられます。

しかし、後味には、じわじわと広がってゆく甘酸っぱさ。

豊かな味わいが、バランスよくしつこくなく共存しています。

まさに、ブレンドの模範解答のようです。

そうして、時間が過ぎるにつれ、甘酸っぱさがより顔をのぞかせてきます。

じゅうぶんに大満足の一杯です。

ただ、一緒に軽食なりケーキなりをいただいていたら、いっそう心安らいだことは間違いありません。

ゆっくりと、飲み干します。

連休のただなかということもあって、お客さんはつぎつぎにいらっしゃいます。

地元の方と思しき方に、やはり、海外旅行者であろう方々。

ほんのわずかの滞在で、愛されているお店ということが如実に分かります。

おいしさの余韻に浸っていたい気持ちは山々ながら、席を立ちます。

レジのあたりには、邪魔にならないよういったん集められたスーツケースが、ぱっとは数えられないほどありました。

目が合った店員さんも、それらをさすがに慎重に避け、レジへ向かわれます。

もしかすると、今日は来店のタイミングとして、完璧でなかった可能性が濃厚かもしれません。

おいしかったことをお伝えして、お会計が済みます。

今度は軽食もお願いすること、そしてもうすこしゆっくりすること。

お店を出て、さっそく外国の方とすれ違いながら、そう心に決めました。